茨城県阿見町にあるテイクアウトのコーヒー、季節のスープ、酵素玄米お握り・お弁当のハスノ実です

妊娠前からのからだづくり


「生活習慣病はママのおなかにいる時からはじまる!?」

皆様、はじめまして♪
私は2児の母として、助産師として様々な活動をしております。
助産師として活動している中で多く方に知っていただきたい情報とみなさんにお伝えしたいことがたくさんあります。
これからみなさんと同じ母親の立場から役立つ情報を提供し、みなさまと一緒に考えることができればいいなぁと思っております。
これからこのHPで定期的にコラムを書いていきます。
コラム第一弾は私が助産師として活動している考えの一番基本になっていることを書きたいと思います。

みなさんは生活習慣病って大人になってからの暴飲暴食、アルコール、タバコなどが原因だと思っていませんか?
実はそれだけが原因ではないのです。生活習慣病胎児期発症説いうものが問題になってきているのです。
それって何???
それは簡単に言うと
妊娠中の母体の低栄養状態、低体重児の赤ちゃんは将来の心筋梗塞・高血圧・糖尿病・骨粗鬆症といった生活習慣病と深く関係しているのです。
そして出生後のマイナスの生活習慣負荷で成人病が発症するというのが生活習慣病胎児期発症説。
ママのおなかの中の栄養環境が、その子の将来の健康を大きく左右するのです。
なぜ成人病になるのか?
その一つは、おなか中の低栄養状態の環境が赤ちゃんにとって必要な正常な細胞の数を減らしてしまいます。
例えば3200gの子供と、2600gの子供を比較すると、腎臓で尿を作る細胞の数は31%も少ないのです。
第2として、低栄養状態の赤ちゃんは出生後も持続する現象として本来正常であるはずの遺伝子がよくない状態に変化してしまうのです。
本来、正常の遺伝子であれば出生後の環境変化で遺伝子は変化するのですが栄養状態が良くなれば元に戻ります。
低栄養の時期が受精した時点に近ければ近いほどその時に起こった遺伝子の変化は長期に渡って持続しますので世代を超えた影響が強く出ます。
食べる物の栄養不足があると、3世代かからなくては改善できないような、取り返しがつかない変化が起こるのです。
第3としてママの低栄養が中心性肥満というものを発症します。
ラットの実験ではたった21日間という短時間の低栄養に期間さらされるだけで、内臓脂肪で脂肪細胞を作る遺伝子の変化が持続していることもみられていました。
中心性肥満の素因がこのように胎児期につくられるのです。
ですから、生まれたお子さんが女性であり、またお孫さん、曾孫さんが女性であると、お母さんが低栄養状態であった時の遺伝子の変化は3世代続くといわれています。
つまり世代を超えた影響。これを正すには、最も理想的な胎内環境が世代を超えて続かなくてはならないのです。
では、次世代の健康を決める重要な時期はいつとして考えるべきでしょうか。
生活習慣病胎児期発症説の第一人者の福岡先生はまず第一は『受精した時点』『妊娠中』『乳児期』が重要といっています。
私も以前より妊娠前からのカラダ作りを提唱しており妊娠前からのカラダ作りが必要不可欠なのです。
現在、結婚前の妊娠が初産の半分前後といわれていて結婚してから妊娠のための栄養を考えるのでは、間に合わない。
「受精した時点」でその子の将来が決まってくるのですから・・・
これは思春期からの栄養状態そのものが反影されるといえます。また、現在不妊治療が積極的に行われていますが、 栄養も考えての治療が望まれます。
そして、「胎芽の時期」「胎児の時期」と続きます。「胎芽の時期」は、妊娠に気がついて、つわりが出始めた頃です。つわりによる栄養不足を避けたいものです。
思春期、妊娠前、受精時、胎児、赤ちゃん各時期毎に、いかに成人病のリスクを軽減するかが、大事といえます。
今、メタボリック健診も始まり、生活習慣病の予防を中心に社会が動きつつあります。
しかし、この生活習慣病がママのおなかの中にいる間に形成されるのであれば、メタボリックシンドローム、あるいは、生活習慣病の予防はある意味では簡単です。
この素因が形成されない子宮内の栄養環境が確保できれば、マイナスの生活習慣があったとしても、生活習慣病の発症リスクは低くなります。最も効果的な予 防法といえるのではないでしょうか。
食べる物の質の不足があると、3世代かからなくては改善できないような、取り返しがつかない変化が起こるのです。
今、食育が盛んに推進されていますが、継世代のことを考え思春期や乳幼児期からの食育指導が重要だと思います。
また日本は先進工業国、発展途上国の中では、急激な出生体重の低下傾向にある国でOECD参加国の低出生体重児頻度の比較で、日本は最も多い国です。
先進諸国28国の中でワースト1。これは日本全体で取り組まなくてはいけない大きな問題ではなのでしょうか?
これを機会に食とわが子の健康、次世代への影響を考えてみませんか?
   smile-birth 助産師 小川友紀

参考資料
【低出生体重との関連が明確な疾患】
高血圧、冠動脈疾患、(U型)糖尿病、脳梗塞、脂質代謝異常、血液凝固能の亢進、神経発達異常
【低出生体重との関連が想定されている疾患】
慢性閉塞性肺疾患、うつ病、統合失調症、行動異常、結婚(未婚)、子宮及び卵巣重量、思春期早発症、乳がん、前立腺がん, 睾丸がん他
de Boo HA and JE Harding. Austral New Zealand J Obstet Gynecol.

◆プロフィール◆
1972年 東京世田谷に生まれる
千葉県柏市の高校卒業後
ファッションデザイナー専門学校・OL・知的障害者施設の指導員を経て看護学校・助産師学校へ進学
東京女子医科大学母子センター勤務
千葉県柏市の産婦人科で師長として勤務
埼玉県大宮市の産婦人科で勤務のかたわら看護学校の臨床実習の指導教員も兼務
現在2児の母として病院で分娩介助をしながら地域のコミュニティ活動を始動
平成18年2月 助産院を開業
平成18年10月 Total health & beauty Salon Smilebirth オープン
<資格> アロマセラピスト リフレクソロジスト IAIM 国際インファントマッサージ協会認定国際インストラクター
  育児サークル講師を務め、妊娠前からのカラダづくり・病気にならないカラダづくりの講演会は延べ1000人以上の方が聴講。
そして、ベビーマッサージは500人以上の母子を指導しており多くの方がリピート受講をされています。